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修学旅行通信 第3号

修学旅行の見学先を紹介します!今回の担当は、3組です。

奈良公園~南大門・大仏殿~
 奈良市街の東一帯に広がる、総面積約660ヘクタールという広大な公園。東大寺・興福寺・春日大社・国立博物館などと一体となり、さらに春日山原始林まで取り込む古都にふさわしい雄大な公園です。美しい芝生と樹齢1000年の松木立などの豊かな自然が調和した園内では、約1,300頭の野生のシカが群れ遊び、古都奈良を象徴する観光スポットとして多くの人が訪れています。

【東大寺南大門】大仏殿にふさわしい、日本最大の山門で、国宝です。運慶や快慶ら仏師たちによって造像された約8.4mの大迫力の阿形吽形の金剛力士像が安置されています。

【東大寺大仏殿】大仏様は、正式には盧舎那(るしゃな)仏といい、聖武天皇の鎮護国家思想によって造像されました。その後、大地震で頭が落下したり、度重なる争いで被災したりと、色々なことがあった後で何度も修理が重ねられ、今の大仏様になっているそうです。

【シカとの付き合い方】
奈良公園で触れ合えるシカは、国の天然記念物であり、野生動物です。触ろうとむやみに驚かせたり、鹿せんべいをあげる振りをしてじらしたりすると、シカが思わぬ行動をとり、人とのトラブルにつながることがありますのでご注意ください。また、鹿せんべい以外の食べ物は与えずに、シカが誤って食べてしまわないように、必ずゴミはお持ち帰りください。

金閣寺(鹿苑寺金閣)
応永4年(1397)、室町暮府3代将軍・足利義満が造営した北山殿を起源とする寺院。一般的には金閣寺という名で知られていますが、正式名称は義満の法号にちなんで鹿苑寺といいます。
義満が迎賓館として明の大使などを招いていた舎利殿は、寝殿造・武家造・禅宗仏殿造の異なる建築様式を用いた三層構造が特徴で、華やかな公家文化と質実剛健な氏家文化が融合した北山文化の象徴で、さらに義満の権力や財力も示しているようです。
見る時間帯や場所、季節(今は紅葉で華やかになっているかも?)によって異なる表情を見ることができるのも金閣寺の魅力です!
1994(平成6)年12月に「古都京都の文化財」の構成要素のひとつとして、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。 

○金閣寺焼失
1950年(昭和25年)7月2日未明、放火によって、金閣とそこに安置されていた仏像等は焼失してしまいました(金閣寺放火事件)。犯人は21歳の金閣寺の見習い僧侶の青年でした。この事件は日本中に大きく衝撃を与え、この事件をもとに三島由紀夫「金閣寺」、水上勉「五番町夕霧楼」などの文学作品も発表されました。
現在の金閣は、1955(昭和30)年に再建されましたが、そのとき使用した金箔はやがて多くが剥がれ落ちてしまいました。1986(昭和61)年の大修復によって、金箔で光り輝く姿を取り戻しました。その修復には、高品質で知られる岩手県浄法寺産の漆が大量に使用されたそうです。